ホクナリンテープの働き
気管支を広げる働きがある「気管支拡張薬(きかんしかくちょうやく)」です。
ホクナリンテープは、せまくなっている気管支を広げることで、息苦しさを改善する効果があります。
皮膚に貼ることで気管支に働く詳しいしくみは、こちらのページをご覧ください。
ホクナリンテープは、せまくなっている気管支を広げることで、息苦しさを改善する効果があります。
皮膚に貼ることで気管支に働く詳しいしくみは、こちらのページをご覧ください。
ホクナリンテープは、「気管支喘息」、「急性気管支炎」、「慢性気管支炎」、「肺気腫」によって、気管支がせまくなっている患者さまの咳や痰(たん)、 息苦しさなどをやわらげるために使われるお薬です。
「慢性気管支炎」と「肺気腫」は、最近では「COPD(慢性閉塞性肺疾患)*」と呼ばれる場合があります。
*COPD | 英語のChronic Obstructive Pulmonary Diseaseの頭文字をとって、COPD(シーオーピーディー)と呼んでいます。COPDでは、慢性的に気管支がせまくなっているため、 長時間気管支を広げる薬が主に使われます。 |
---|
気管支喘息治療におけるホクナリンテープの詳しい情報は、気管支喘息のページをご覧ください。
COPD治療におけるホクナリンテープの詳しい情報は、COPDのページをご覧ください。
急性気管支炎治療におけるホクナリンテープの詳しい情報は、急性気管支炎のページをご覧ください
ホクナリンテープは、1日1回貼ることで有効成分の放出が24時間つづく「長時間作用性」のお薬です。
交感神経の「β2受容体(ベータツーじゅようたい)*」を刺激することで、収縮した平滑筋の緊張をゆるめ、せまくなっている気管支を広げます
*β2受容体(ベータツーじゅようたい) | 気管支や血管の平滑筋に存在して、交感神経の刺激を伝える。平滑筋を弛緩させるため、気管支や血管の拡張に働く。一方、β1受容体は心臓の平 滑筋にあり、平滑筋を収縮させるため、血圧を上昇させたり、脈を速くする。 |
---|
ホクナリンテープは、皮膚から有効成分が少しずつ身体に吸収され、血液中の濃度がゆっくり上がるようにつくられているため、8~12時間後に濃度がいちばん高くなります。つまり、夜寝る前にホクナリンテープを貼ることで、呼吸機能が低くなりやすい明け方の時間帯に合わせて、お薬の効果が最も高くなります。
呼吸機能のリズムと血液中の薬の濃度
1日1回貼ることで、有効成分の放出が24時間つづくしくみは、こちらのページをご覧ください。