皮膚に貼るお薬なのに、どうして気管支を広げる効果があるのでしょうか?
ホクナリンテープに含まれている有効成分が皮膚から吸収されて、皮膚の下にある血管に入り、血液の流れで気管支まで運ばれることで、気管支を広げる働きをします。
→気管支へ作用する詳しい解説は、こちらのページをご覧ください。
ホクナリンテープに含まれている有効成分が皮膚から吸収されて、皮膚の下にある血管に入り、血液の流れで気管支まで運ばれることで、気管支を広げる働きをします。
→気管支へ作用する詳しい解説は、こちらのページをご覧ください。
ホクナリンテープは、「結晶レジボアシステム」によって有効成分をテープから24時間にわたり皮膚へ少しずつ放出します。
→「結晶レジボアシステム」の詳しい解説は、こちらのページをご覧ください。
一度はがれたテープを再び貼ることはできません。
テープを貼ったあと12時間経過していた場合、気管支を広げる働きが急になくなることはないため、通常は貼りなおす必要はないと考えられますが、患者さんの症状によっては新しいテープを貼りなおす場合もあります。症状に合った対処法は、医師にご確認ください。
ホクナリンテープは、1枚中に含まれている有効成分の量が0.5㎎、1㎎、2㎎の3種類ありますが、年齢や体重によって使う種類が異なります。通常、9歳以上の患者さんには2㎎のテープを使用するため、9歳のお子さんにとって大きすぎることはありません。
ホクナリンテープは、お子さんの症状に合わせて医師が処方するお薬であるため、ご家族の判断で5歳のお兄さんへのご使用はおやめください。
また、ホクナリンテープは、年齢や体重によって使う大きさが決まっており、2歳と5歳のお子さんの場合、使うテープの大きさが違います。
ホクナリンテープは、6ヵ月以上のお子さんに対する効果と安全性が確認されています。
また、ホクナリンテープは、気管支喘息のほかにも気管支炎に対して使われることがあります。
COPDの患者さんは慢性的に気管支がせまくなっているため、ホクナリンテープを長期間貼り続ける必要がある場合があります。
症状が落ち着いてきても、医師の指示通りに正しくお使いください。ただし、貼っている間に何か変だと感じることがありましたら、医師または薬剤師に相談してください。
ホクナリンテープはゆっくりと有効成分をテープから皮膚に放出するため、急激に気管支を広げる効果は期待できません。
個人差があることは考えられますが、貼ってから4~6時間後から効果が出てくると予想されます。
このため、あらかじめ夕方から夜に貼ることで、夜間の咳や明け方の発作に対する効果が期待できます。
ホクナリンテープは年齢によって使う種類を分けていますが、各年齢における平均体重を目安に、体重15㎏未満(0.5~3歳未満)には0.5㎎、体重15~30kg未満(3歳~9歳未満)には1mg、体重30kg以上(9歳以上)には2㎎で臨床効果が期待できるように設計されています。